宇田尚典

純粋経験

純粋経験のオートポイエーシス的解釈

ジェームズの言う純粋経験をオートポイエーシス・システムの範疇で解釈しました。「純粋経験は擾乱に対応し、それをきっかけに内部意識が再構成されることで次の創作に繋がる」、としました。
痕跡

痕跡2

非線形性を使って作製した映像を再帰のフィードバックの入力として利用し、映像を作製しました。その中からキャプチャーして絵とし、詩を付けました。絵に何か痕跡を感じていただけると嬉しいです。
相転移

「映像の相転移1」と「量と質の変換2」

先回のblogでblenderの非線形性を利用して相転移する映像を作製しました。これをTouchdesignerのpbrを利用して、自然を表す映像に加工しました。空間周波数となめらかさがカギでした。
非線形

コンピュータに宿る非線形性2「映像の相転移」

blenderのシェーダー操作で生じる非線形性を利用して、映像が途中で大きく変化する相転移的な現象を見つけた。これを「映像の相転移」と呼ぶことにする。
存在論

オブジェクト思考プログラムと存在論の交差点

オブジェクト思考プログラムとオブジェクト思考存在論とを比較し、共通点と差を論じます。そして哲学でしばしば登場する「開かれている」という言葉について考察致します。
擾乱を伴う反復系

平面と立体 認知的なフィードバック

モノを見た時に自動的に立ち上がる現象に、イマージュによるフィードバック、アフォーダンス、そして今回紹介する認知的なフィードバックがある。「ん、この状況は」と立ち止まる感じがある。平面と立体では随分と認識が違っています。
ナラティブ

ナラティブ 記憶や体験のフィードバック

ポテンシャルフィールドの映像を作製した際、それが文字のように見えることに気づきました。そしてそれを見ていると、それぞれが英雄達の墓標に感じられました。こうした意味付けのプロセスによる物語がナラティブです。
ナラティブ

パレイドリア

石や木やシミ等の偶然にできた形に意味を見出す現象をパレイドリアといいます。今回偶然古代文字のように見える図形ができたので、それを並べて空想してみました。
構造主義

構造主義の観点 背後に何があるのか

構造主義は「モノの背後には構造が在る」とする見方です。今では当たり前ですが、当たり前すぎて忘れがちです。構造を意識することで、そこからの脱却も図れます。
予測不可能性

線形操作で生じる予測不可能性

線形操作は予測可能と思いがちですが実際は予測不可能性があります。この現象は数学的操作だけでなく人の認知とも関係しているように思います。