宇田尚典

偶然性

偶然性の補足

「擾乱を伴う反復系」を構成していいる線状の束のポイントに、PLATEAUから得た名古屋駅周辺の建物モデルを適用しました。偶然にできる街の構成を楽しんでください。
人工生命

Boids(ボイド) 群コントロール

初期の人工生命の代表であるBoidsを「擾乱を伴う反復系」に適用しました。従来のBoidsより制御性が上がっています。シミュレーションへの利用が広がると思います。
擾乱を伴う反復系

ポストモダンと「擾乱を伴う反復系」2

「差延」という概念を使って、マウスに対してオブジェクトが、「待つ」という動き、「追いかける速さの変化」、「結合する動き」を追加しています。これにより、見る側の解釈が変わるかどうかを試しました。
擾乱を伴う反復系

ポストモダンと「擾乱を伴う反復系」1

自律して変化する形状作製の目的に対して、ポストモダンの「差異と反復」から着想を得て、フィードバック系の中に擾乱を加えることで、常に変化する形状を創る方法を検討しました。
存在論

存在論と輪廻

在る無いの外枠を議論する存在論が、ハイデガーでは人間存在を語り、またメイヤス―では人間がいない存在論も語ります。これを包括する案として輪廻を挙げました。工学でいうサブサンプションアーキテクチャーと共通点があることを指摘します。
偶然性

偶然性

偶然性はギリシャ哲学から絶対や不変に対して劣位に位置付けられておりました。しかし21世紀の哲学では脱構築が行われ、偶然性を積極的に肯定する方向に変化してきました。今回このテーマを意識して偶然性に関連する例を紹介致します。
主客未分

「人とモノとの間」認識論2- 存在論

感覚は「人とモノとの間にある」この言葉の意味を考察しています。創発につなげるためには、主観と客観とに分ける考えを捨て、千変万化する中にいることを認識し、偶然性からインスピレーションを得る必要性を述べます。
認識論

情景と認識論1

今年は暑い夏なので夏らしい動画を作製しようと思いました。考察としてニューラルネットワークのニューロンの発光及びAIと認識論とを関連させて述べています。
痕跡

痕跡

「痕跡」は、オブジェクトが存在していた跡のことです。過去の栄華が偲ばれるようなノスタルジックな場合、動きの経路の場合、生きてきた証しの場合、何かに対して働きかけの跡でもあります。心に訴えかける要素が強い重要なテーマだと常々思っています。
暗黙知

暗黙知の次元2

2つ前のblog「暗黙知の次元1」に例を追加しました。具象映像を立体化するとともに、複雑さパラメータによって可変する抽象化した植物群の映像を重ねています。走行映像と対応して見ることで、状況に応じて変化する映像の意味が読み取れます。