「微小移動の検出」及び「微小色検出」の補足

センサ

はじめに

2026.07.29のblog「微小移動の検出」と2026.08.09の「微小色検出」はTouchDesignerでできるセンサー機能の紹介でした。「微小色検出」の背景には色を扱う、2026.07.10「TouchDによる色を使った映像の分解と合成の基礎」があります。最近粒子の例を紹介しており、粒子の移動検出や密度検出にも活用できるのではないかと思い試してみました。これらの例を補足することに致します。

粒子の変化検出

プログラムは「微小移動の検出」と同じです。入力が粒子になるだけです。まずを粒子に相当する画像をnoise TOPで作製した場合です。最初noiseは動かしていません。その後noise TOPのTransform TabのtzにabsTime.seconds × 0.005を入れて、ゆっくりとnoiseを動かしています。目ではほとんどわかりません。この僅かな移動が検出されます。それでは映像を見てください。

左側が入力するnoise, 右側がfilter CHOP後の出力です。映像の最初が動いていないのがは、noiseを動かしていないからです。このように目ではほとんどわからない動きを検出することができます。

次もほとんど同じです。point genetator POPのBoxでpointを作りparticle POPで粒子化します。Life Expectで生成・消滅を調整します。その後goe COMPとrender TOPを使って2次元化し、これを入力にします。結果は次にようになりました。

右側が入力画像、左側がfilter CHOP後です。入力画像の生成・消滅する僅かな変化が、左画像の大きな変化となって現れています。

映像の移動だけでなく、このような粒子の変化に対しても有効に働くことがわかりました。

密度検出

2つ前のblog「force radialによる”場”の形成」で外部の入力により粒子を移動させました。この表現は気にいっていますが、動かした後に粒子が残っています。もう一つ表現があるなと思ったのです。2025.11.30のblog「衝突問題の基本」では、粒子とマウス位置との衝突を計算し、粒子を移動させています。この方法では衝突位置の粒子は排除されます。この映像を再録致します。

このように、粒子を排除して示す簡単な方法はないかと思いました。密度の低いところを求めてそこを除けばいいわけです。そこで次のプログラムを試しました。

move file in TOPには「force radialによる”場”の形成」で作製した映像が入っています。blur TOPでぼかして、level TOPのBrightness, Gamma, Constantを調整して、密度の薄い部分が黒になるように調整します。これがマスクになります。元映像とcomposite TOPのMultiplyで掛け算します。これで黒の部分が抜けます。その後はlevel TOPで好みの色に変えています。作製した映像が次です。

左が元図、右が密度処理をした映像です。この方法は場の処理の後、密度の低いところを簡単に除けるので便利です。補足として記録しておこうと思いました。

まとめ

「微小移動の検出」の補足として、粒子の変化の検出を行いました。また「微小色検出」や「TouchDによる色を使った映像の分解と合成の基礎」の色処理の補足として、密度検出を行いました。プログラムとしては工夫が必要であったわけではありませんが、簡単で効果的な方法です。

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